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建通新聞社(静岡)
2016/06/08

【静岡】袋井市 総合体育館のPFI事業費に56億

 袋井市は、総合体育館の建て替えをPFI方式で進めるため、6月10日に入札を公告し、事業者の募集を開始する。それに伴い、市は5月補正予算案にPFI関連事業費として設計・建設費など約57億円を債務負担行為として設定した。期間は2016〜34年までの18カ年。
 1月に公開した実施方針によると、入札には設計や建設、運営、維持管理などを行う複数の企業が「入札参加グループ」を構成して参加し、落札後、事業を実施する特別目的会社(SPC)を設立。市と契約する。11月に入札提案書類を受け付けた後、12月に選定を行い事業者を決める予定でいる。
 事業の名称は「(仮称)袋井市総合体育館整備・運営事業」。事業方式は、設計・建設後に所有権を市に移転し、民間事業者が運営・維持管理を実施するBTO方式を採用。事業期間は契約締結から2035年3月まで。そのうち、設計・建設期間は17年3月〜20年1月31日までの2年11カ月。事業範囲は総合体育館の設計、建設、維持管理、運営など。
 新たな施設は、延べ床面積は約6900平方b以上を想定。屋内施設はアリーナのほか、トレーニングルームや研修を行う多目的室などを設ける。屋外施設はエントランスホールやウオーキングコースなどを整備する。屋外には緑地や調整池などを設ける。
 建設用地は、同市久能1725ノ1。旧パイオニア・ディスプレイ・プロダクツの駐車場跡地で敷地面積は3万7000平方b。


提供:建通新聞社
(2016/6/8)

建通新聞社 静岡支社