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建通新聞社四国
2016/06/07

【愛媛】道路改築22・6億円で36箇所 県の6月補正案

 愛媛県は、一般会計6月補正予算案として110億5001万円を追加計上し、8日から開かれる6月県議会に上程する。これにより当初からの累計では6511億1001万円となり、対前年度同期比では1・9%増となる。会期は6月21日まで。
 補正内容は、「公共事業の追加による県内景気の下支え」を図るために98億9986万円などを計上したほか、熊本地震被災地支援・県内緊急防災対策の推進、地域医療の充実や介護サービスの拡充などのための助成・補助金など重要課題への対応強化を柱に策定されている。
 公共事業関連の内訳は、道路改築事業の36カ所22億6115万円、橋梁補修事業の81カ所に15億4764万円、災害防除事業の23カ所に9億9949万円、交通安全施設等整備事業の33カ所に8億5459万円、舗装補修事業の18カ所に1億4478万円。地域高規格道路大洲・八幡浜自動車道整備事業に3億7848万円。
 河川改修の22カ所に4億3733万円、河川堤防緊急改築事業の6カ所に1億0526万円。海岸保全施設整備の5カ所に3億1805万円。地すべり対策事業の12カ所に1億9669万円、急傾斜地崩壊対策事業の40カ所に4億3500万円。港湾整備事業の4カ所に6784万円。
 JR松山駅付近連続立体交差事業に10億0516万円。街路事業の余戸北吉田線(松山市)に3億0145万円。森林そ生緊急対策事業で木材加工流通施設など整備に4億9456万円。
 補助・助成関係では、市町が行う水道施設耐震化などの補助に3億5240万円。熊本地震を受けて、市町が実施している木造住宅の耐震診断技術者派遣事業に1100万円を助成。JR新居浜駅のバリアフリー化するため、四国旅客鉄道に2567万円を補助。エレベーター2基や跨線橋改修、多機能トイレなどを整備する。
 その他では、県立新居浜病院の老朽化対策として整備基本計画の策定を行うため1927万円を計上し、整備方針やスケジュールなどを検討する委員会を立ち上げる。
 愛南庁舎の愛南町新庁舎への移転に伴い必要となる移転工事などに5196万円。

提供:建通新聞社