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日本工業経済新聞社(茨城)
2016/06/07

【群馬】桐生武井西工業団地は夏ごろ工事公告

県企業局団地課は、本年度から桐生武井西工業団地の造成工事に着手する。工事は2分割で発注予定で、いずれも夏ごろに一般競争入札が公告となりそうで、今後積算作業を進める。本年度分の事業費に1億6100万円を計上したほか、2017年度を期間とする工事請負契約費3億3900万円の債務負担行為を設定している。
桐生武井西工業団地は、桐生市新里町小林に計画しており、計14・4haを開発する。県道笠懸赤堀今井線からは一本奥まった場所となり、同線沿いに立地するミツバ新里工場から北西部分に造成する。北関東自動車道・伊勢崎ICからは約8・7qに立地。造成予定地は田畑となっている。
14・4haのうち、分譲面積は約11haを見込んでいる。ほかに約0・6haの調整池を整備し、残りはほぼ道路用地となる。造成工事は9・4haと5・0haの2分割で発注予定。このほか、双方で整地工、道路工、排水工を実施し、5・0haの工事では調整池整備も行う。
工期は15カ月を予定しており、来年末までの完成を目指す。
桐生武井西工業団地造成事業をめぐっては、14年2月に県企業局、桐生市、桐生市土地開発公社の3者が確認書を取り交わした。その後に知事の同意を得て、15年4月に造成事業に関する協定を締結した。オーダーメード方式で事業を進め、面整備は県企業局、市道整備は桐生市がそれぞれ担当する。昨年度は団地造成に向けて、除草や立入防止柵設置工事、設計などを実施している。
確定測量を含めて17年度末までに事業を終わらせ、桐生市に引き渡す。分譲業務は桐生市が行う。
原形測量や地質調査、設計は高崎測量(高崎市)が担当した。