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日刊建設タイムズ社
2016/06/06

【千葉】東総台地広域農道促進協総会/総事業費16億円で1・3q整備

 東総台地地区広域営農団地農道建設促進協議会の2016年度総会が、先月30日に銚子市勤労コミュニティセンターで開催された。議事に先立って県海匝農業事務所が広域営農団地農道整備事業東総台地V期地区の事業計画や今後の事業スケジュールなどについて説明。それによると本年度は、V期地区の17年度事業採択をめざし、土地改良法の計画変更手続きや地方創生推進交付金の認定に向けた手続きを進めていく。
  同事業は1992年度からT期地区、U期地区に分けて事業を実施。これまでに農道事業区間の10・5qのうち9・2qが完成。U期地区で整備が完了しなかった残り1・3qについて、V期地区での整備を計画している。
  V期地区は、銚子ルートの起点側で銚子市新町地先。農道延長は県道飯岡松岸停車場線から営農センター付近までの1384m。内訳は道路工1220mと6号橋164m。総事業費は16億1700万円を見込み、ほかに測量及び試験費一式、用地買収5428u、立木補償一式など。事業期間は17〜21年度の5か年の計画。
  事業化に向けた全体スケジュールは、昨年度で土地改良法に基づく地区の計画変更書を作成、本年度で法手続きを進める。一方で、地方創生推進交付金の採択に向けて「地域再生計画」を策定。法手続きを本年12月に確定させ、交付金を申請。来年3月の認定を待って、17年度から事業に着手する計画。変更計画書の作成は内外エンジニアリング(千葉市花見川区花園2―9―7)が担当。
  東総台地地区の事業期間は92〜21年度。銚子市から旭市を通り、東庄町に至る総延長1万1785m(うち農道事業施工区間1万595m、他事業区間1190m)、幅員7・5m(車道幅員6・0m)の道路を整備する。関係市町は銚子市、旭市、香取郡東庄町。受益面積は2590ha。総事業費は114億1600万円を見込む。
  事業の進捗は、T期地区3015mが02年度に完成し、03年8月1日から供用開始。U期地区6196mは14年度に完成し、県道銚子旭線猿田町地先から小長町の市道に通じる約0・8q、小長町から東庄町小南に通じる約2・8qを15年8月3日に供用開始。本年3月30日には市道30297号線新町地先から県道銚子旭線猿田町地先までの2・5qが供用を開始し、農作物の集出荷の大幅な時間短縮がなされた。
  なお、総会では15年度事業報告、16年度事業計画、役員改選などを審議、可決した。役員改選では会長の越川信一銚子市長以下、役員が再任された。
  同協議会は、広域営農団地農道整備事業の東総台地地区の整備促進を目的に設立され、関係市町村や関係農協の組合長、県出先機関長などで構成する。
  同協議会の16年度事業計画は次の通り。
  【16年度事業計画】
  ▽事業計画=@総会を開催し、広域農道の早期完成を目指して、V期地区の立ち上げ・事業計画の策定に向け関係機関の理解を得て、一致協力して事業の円滑なる推進を図るA幹事会を開催し、事業計画等の協議、進捗状況の確認を行うB必要に応じて関係機関(国・県等)への新規事業の採択及び予算確保に関する要望を行うC受益地域住民への事業啓発・協力の要請を行う。k_times_comをフォローしましょう
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