トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

大分建設新聞社
2016/06/07

【大分】森林組合事務所に移転、佐伯市の老人福祉センター

 佐伯市は、長島町の老人福祉センターを、女島の旧佐伯広域森林組合本所事務所に28・29年度の2ヵ年計画で移転する。そのために改修する同事務所の改修実施設計を井上一則・空間工房一級建築士事務所に10月末の期限で委託した。工事は29年度を予定している。
 長島町の同センターは、高齢者の生活相談と健康相談、機能回復訓練、老人クラブの運営援助などを目的に、昭和55年に建設。現在は主に、老人クラブのメンバーが、囲碁や将棋、カラオケ、グラウンドゴルフなどを楽しんでいる。しかし同センターと、隣接する旧敬愛園を含む一帯に、津波避難のための人工高台を建設することになり、同センターの移転が必要になった。
 一方で、佐伯広域森林組合が業務効率化のため、女島の本所事務所を同市宇目南田原の宇目加工場敷地内に移転した。同事務所の土地は、市有地で市から借りていたため、移転後の27年3月末に、土地は市に返還し、本所事務所を含む建物を市に無償譲渡した。これを受け市は、譲渡された建物を老人福祉センターとして活用することにした。
 委託内容は、敷地面積約2995平方bにある▽旧事務所棟(W造2階建て約642平方b)にエレベーター、コピー室、ロッカー室、事務室、和室などを設け、勝手口改造や看板などを整備するなどの改修設計▽旧作業所棟(W造平屋建て約189平方b)を集会室や陶芸室に改造し、釉薬室を増築。空調機3機設置するなどの改修設計▽屋外施設の物置や駐輪場設置、舗装の部分補修などの改修設計Cその他関連整備に伴う設計業務など。
 概算工事費は約5000万円、工期は約5ヵ月を見込んでいる。
  
提供:大分建設新聞社