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建通新聞社(中部)
2016/06/14

【愛知】小坂井エリア施設再編計画策定に向け基本計画策定へ 豊川市 

 豊川市は、公共施設適正配置計画に基づき、「小坂井エリア」を対象に公共施設の再編計画を策定する。基本計画の策定をランドブレイン(名古屋市東区)に委託、計画概要をまとめる。履行期間は2017年3月末日まで。
 小坂井エリアは、小坂井町全域を対象としており、小坂井支所の庁舎施設をはじめ、生涯学習会館、児童館、保育園、児童クラブ、小中学校など多様な公共施設が点在している。各施設の老朽化が進む中、市では各施設の機能や利用者の利便性を考慮して再編整備に向けた検討を進めている。
 公共施設適正配置計画では、庁舎周辺施設の機能統合と学校施設の改築や改修に合わせて、子育て支援機能を集約することなどを方針として盛り込んでいる。地元自治会を中心とした意見交換会では、庁舎、生涯学習会館、図書館の3施設を1施設に、小坂井東保育園とこざかい児童館を1施設にそれぞれ集約するA案と、全てを1施設に集約するB案の2案に意見集約した。
 今回策定する基本計画では、意見交換会で集約した2案について、適正配置に向けた事業手法と資金計画などを取りまとめる。また、2案に対して保育園のみを独立させる意見などが寄せられたため、2案以外のC案を立案し検討する見込み。
 市は今後、基本計画策定と合わせて、小坂井公共施設再整備基本方針策定委員会を設置する。各案の検証とともに地元説明会などを開き、慎重に議論を重ねる考えだ。
 小坂井エリアの主な公共施設の概要は、1954年建設の小坂井中学(校舎・体育館)が鉄筋コンクリート造3階建て延べ8087平方b。敷地面積2万3488平方b。79年建設の小坂井庁舎は鉄筋コンクリート造4階建て延べ3622平方b。敷地面積7979平方b。72年建設の小坂井生涯学習会館は鉄筋コンクリート造3階建て延べ1812平方b。敷地面積5624平方b。

提供:建通新聞社