京都市は、京都駅東南部エリア(概ね東九条地区とその周辺)の活性化に向け活性化方針を28年度中にまとめる。学識経験者等で構成する策定委員会を立ち上げる。
京都駅東南部エリアは京都駅に近接する利便性の高い立地にあるが、人口減少と高齢化が進み地域の活性化が課題となっている。一方で同エリアの北側に隣接する京都駅東部エリアでは崇仁地域への市立京都芸術大学の移転整備を契機としたまちづくりが進められるとともに、京都駅八条口では駅前広場の整備等が進められている。
市は、京都駅に近接する同エリアの潜在力を生かすため、27年4月に全庁横断的な体制として京都駅東南部エリア活性化推進プロジェクトチームを設置。28年度当初予算には同エリアの将来像や具体的な施策等を盛り込んだ活性化方針をまとめるため、事業費220万円を新規計上した。
総合企画局は2日、京都駅東南部エリア活性化方針策定業務について公募型プロポーザルで公告した。委託業務内容は、@活性化方針の検討、策定A策定委員会運営補助B市民意見募集(パブリックコメント)実施補助等。
履行期間は29年3月31日まで。
委託料上限額は193万2000円(税込)。
主な参加資格は▽京都市競争入札参加有資格者名簿(土木設計(土木関係建設コンサルタント)又は建築設計(建築関係建設コンサルタント))に登録▽国土交通省が定める建設コンサルタント登録規程に基づく建設コンサルタント登録(都市計画及び地方計画部門に限る)を受けている▽近畿圏内(京都府、大阪府、滋賀県、奈良県、兵庫県及び和歌山県)に本店、支店又は営業所を有する▽過去10年間に特定エリアの活性化に関する計画の調査・策定業務について、京都市、他の政令指定都市又は都道府県からの受託実績を有する等。
提案書等の提出期限は6月16日5時まで。京都市総合企画局プロジェクト推進室まで持参。
選定結果は6月下旬頃に書面で提案者へ通知後、受託候補者などを公表する。
担当は京都市総合企画局プロジェクト推進室プロジェクト推進第一担当(рO75−222−3984)。