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鹿児島建設新聞
2016/06/04

【鹿児島】鹿児島中央駅西口地区の土地利用 JR九州 自社用地を開発へ

  鹿児島中央駅西口地区の土地利用について、JR九州が自社用地を有効活用した開発を推進することが分かった。また、鹿児島駅周辺(1万4000u)と鹿児島車両センター(約1万2000u)も整備する方針。県工業試験場跡地は、県が売却を含め検討する方針を3日、県議会代表質問で向井俊夫議員(自民党)の質問に武盛武士知事公室長が明らかにした。 
 対象地域は、県工業試験場跡地約1万uやJR九州用地(鹿児島支社等)約8500u、日本郵政用地(支店等)約5700u、鹿児島市が所有・管理する道路や公園などの公共施設用地を含めた土地で計2万5000u。 
 現在、工業試験場跡地一部に市道武32号線を出入口とするバスプール(10台分)と一般駐車場(240台分)を暫定利用している。 
 同地区の土地利用についてはこれまで、JR九州、日本郵政、鹿児島市の計4者による一体的開発を模索してきたが、周辺で進む民間開発等を受け、一体的から個別開発へ舵を切った。 
 JR九州は、中期経営計画(2016〜18年度)を策定。重点戦略に「九州の拠点都市におけるまちづくりの推進」を掲げた。 
 鹿児島市内の駅周辺3物件と宮崎駅西口(敷地面積約4000u)を南九州開発プロジェクトに位置付け、にぎわいの拠点創出に向け取り組む考えで、19年度以降の開業を想定している。 
 日本郵政用地についても、グループ企業の日本郵便が東九州自動車道隼人西IC近くの霧島市隼人町小田地内に、郵便物やゆうパック、ゆうメール等の地域区分郵便局(区分作業拠点)を集約する「新鹿児島郵便処理施設(仮称)」の整備を進めている。そのため、鹿児島中央郵便局も含め今後の動向に注目が集まる。