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大分建設新聞社
2016/06/04

【大分】宇佐市新庁舎建設へ、月内にも設計を公告                             

 宇佐市はさきに新庁舎の基本計画案を策定した。それによると、新庁舎は、分散している議会棟、別館などを本館に集約し、29年度に着工、31年度完成を目指す。工事費は概算で約57億円を見込んでおり、早ければ6月中にも公募型プロポーザルで設計を公告する予定。
 計画案によると、新庁舎は現庁舎解体跡地の敷地面積約2万1300平方bに建屋はRC造6階建て約1万2296平方b。現本館(RC造地上3階、地下1階建て延べ5400平方b)と、周囲にある別館(RC造平屋建て630平方b)、教育委員会棟(RC造2階建て延べ830平方b)、議会棟(RC造2階建て延べ900平方b)は解体し、新本館に集約する。建物が比較的新しく、議会の委員会などが使用している新別館は、そのまま残す。
 概算工事費は約57億円(設計、解体、付帯工事費約4億円を含む)で、地元業者が工事に参加しやすく地元への経済効果が高い、設計と施工の分離発注方式を採用する考えだ。合併特例債を活用する方針。
 現庁舎は築後約45年が経過し、老朽化による外壁のひび割れが生じ、雨漏りがする。また、21〜22年に実施した耐震診断では、本館と議会棟の耐震補強が必要と診断され、今年4月に発生した、熊本地震による自治体庁舎損壊などの教訓から、市民を対象に行ったパブリックコメントでも、早急な対応を求める声が目立ったという。
 28年度は、当初予算に庁舎建設計費として4700万円を計上している。

提供:大分建設新聞社