秋田県水産漁港課は、秋田県水産振興センター栽培漁業施設整備事業として推進する水産振興センターの改築に関し、親魚棟(RC965u)の建築、機械設備、電気設備、機械棟(RC180u)の建築、機械設備、電気設備についてはそれぞれ今月中旬の公告を目指し準備を進めており、7月中旬以降の着工を目指す。現在は取水濾過機械設備工事を特定建設工事JV案件として公告しており、16日に開札する予定。
同センターは、昭和54、59年度に建設された施設で、老朽化解消や新たな栽培対象種、放流規模への対応として既存施設の改築や改修、設備更新を行い、低コスト・高効率な栽培漁業を目指している。
整備は、既存の親魚・飼料培養棟や魚類棟、甲殻類棟、魚類・藻類培養試験棟を改築し、親魚棟(RC965u)、機械棟(RC180u)、濾過設備、生産棟(RC996u)、育成棟(RC1,444u)、トイレ(W17u)などを新設するもの。
総事業費は約24億円で、今年度は11億2,881万9,000円を予算化している。来年度には6億円で生産棟、平成30年度には7億円で育成棟やトイレ建設などを実施する見通し。既存施設の解体時期については、改築の状況を見ながら検討する。基本・実施設計は佐藤総合計画・小畑設計JVでまとめた。
提供:秋田建設工業新聞社