三重県は、県内29市町の2016年度普通会計当初予算の概要をまとめた。普通会計の当初予算総額は7377億2600万円で、前年度に比べ3億1200万円の増加、0・04%増となり、7年連続の増となった。骨格予算を組んだ、川越町を除いた28市町では、8市10町が増となった。
市町別の普通会計当初予算の前年度比の伸び率では、木曽岬町が43%増、菰野町が13・5%増、南伊勢町が11・7%増と続く。
予算総額(骨格予算の1町を除く)のうち普通建設事業費は949億6700万円で、同21億8100万円増、2・9%増となった。普通建設事業費の内訳は、補助事業費が342億円7400万円で同147億0500万円減、同30%減、このうち、市は288億3800万円で同154億5100万円減、同34・9%減。町は54億3700万円で、同7億4500万円増、同15・9%増となった。市が減少した要因は、四日市市の新総合ごみ処理整備事業、津市の最終処分場建設事業の終了などが影響しており、町の増は、紀北町の健康増進施設整備、紀宝町の小中学校太陽光発電設備整備などが影響している。
単独事業費は606億9200万円で、同18億6700万円増、同3・2%増。このうち、市は495億9300万円で、同6億6100万円減、同1・3%減。町は110億9900万円で同25億2800万円増、同29・5%増となった。町の増は、木曽岬町の複合型施設建設などが影響している。
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建通新聞社