一般社団法人日本道路建設業協会北陸支部は2日、新潟市中央区で第51回定時総会を開き、さらなる技術の向上や環境の改善を図り、担い手確保につながるよう社会貢献活動を推進することを確認した。任期満了に伴う役員改選では、新支部長に上條桂一氏(鹿島道路北陸支店常務執行役員支店長)を選任した。
この日は全32社(本人26、委任状6)が出席。河江芳久前支部長は改正品確法による発注者責務の明確化などを挙げ「今後も的確に実施されることを望む。喫緊の課題である担い手確保には産官学が一体となって取組みを推進し、社会貢献活動などに努めていく」と協力を求めた。続いて、協会本部の増永修平会長は公共事業予算の削減による業界の疲弊(ひへい)化に懸念を示す一方、改正品確法に大きな期待を込め「健全な発展を図り、社会的使命を果たしていく」と呼び掛けた。上條新支部長は「今年度事業計画を粛々と進め、発展に力を加えていきたい」と抱負を述べ、一層の結束を図った。
議事では、15年度事業報告案および決算案など4案を原案どおり承認するとともに、16年度事業計画が報告され、小学生現場見学会(6月9日)、技術研修会、道路クリーン活動(8月10日予定)、防災訓練、道の駅にAEDおよび発動発電機の寄贈、安全パトロールなどを盛り込んだ。また協会表彰を受賞した委員会委員(5人)の賞状披露のほか、技能社員(26人)が表彰された。