大阪府は、都市計画道路大阪瓢箪山線(東大阪市)の街路整備事業で、2016年度中に用地測量と実施設計に着手する。10月以降に業務を外注する予定だ。
計画では、近鉄奈良線東花園駅付近の恩智川渡河部〜国道170号間に、延長約800bの街路を整備する。16年度は実施設計などに着手。18〜19年度に物件調査や用地取得を行い、20〜22年度で工事を進める。22年度末の供用開始を目指す。
15年度に行った事前評価によると、全体幅員は16bで、道路構成は車道2車線(各3b)、自転車歩行者道両側(各3・5b)、停車帯両側(各1・5b、路肩各0・5bを含む)。橋梁は、恩智川と長門川の渡河橋各1橋。
全体事業費は約22億6000万円。内訳は調査費など約3000万円、用地費約12億7000万円、工事費約9億6000万円。工事費の内訳は、道路築造工約2億5000万円、舗装工約1億5000万円、橋梁工は2橋で約5億6000万円。完成後は東大阪市が維持管理を行う予定。
同線の北側と南側を東西方向に通る、八尾茨木線と大阪東大阪線の大阪中央環状線接続部付近では慢性的な渋滞が課題となっている。府では、大阪中央環状線から国道170号に新たな幹線道路を整備することで、渋滞緩和につなげたい考えだ。
提供:建通新聞社