トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設タイムズ社
2016/06/03

【千葉】候補地は木崎地先1・6ha/茂原市学校給食センター

 茂原市教育委員会は「(仮称)茂原市立学校給食センター」の建設場所について、木崎地先の1・6haとする方針を固め、用地を所有する法人と用地交渉を進める。順調なら9月議会での契約承認を目指す。同事業では本年度、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(東京都港区虎ノ門5―11―2)に委託し基本計画を策定する予定で、用地が決まれば、開設に向けた準備が加速する。
 取得を予定しているのは木崎字笹塚1868―1ほか地先。敷地面積は1万6613・63u。地目は雑種地で、現況は更地。都市計画の用途地域が住居地域のため、今後、工業地域に変更する予定。
 一方、基本計画については、公募型プロポーザルにより事業者を募集し、応募2者からUFJリサーチ&コンサルティングを特定、契約に向けた協議を進めている。委託工期は2016年12月28日で、8月31日までに中間報告書をまとめ、12月28日に最終報告書を提出する。
 主な業務内容は、@基本仕様及び基本性能の整理・検討A最適事業方式の選定B基本計画の策定C実施方針作成など。茂原市学校給食施設検討委員会の答申書をもとに、センター方式での新調理場建設に向けて、施設の概略や事業スケジュールを検討するとともに、整備手法を比較検討し、最適な事業手法を選定、基本計画としてまとめる。
 事業方式は、従来方式、PFI方式(DBO方式)、リース式、民設民営方式など想定される事業手法について基礎的な整理を行い、手法ごとのメリット、デメリットをまとめ、選定する。事業方式は、最も安価で建設できる手法を採用することを第一義の条件とする。選定に当たっては、建設に係る総事業費と調理委託費、配送・回収費、水道光熱費など稼働後にかかるランニングコストを試算し、金額を算出する。
 同市の給食はセンター方式と単独調理方式、親子方式を併用している。市内の全中学校と小学校10校は中央学校給食共同調理場から配給。4小学校(東郷小、茂原小、五郷小、鶴枝小)は単独調理方式、4幼稚園は五郷幼稚園から他の3幼稚園に配給する親子方式を採用している。
 単独方式の4校、センター方式の中央学校給食共同調理場とも建築後33年を超え、耐震性や学校給食衛生管理基準による安全面・衛生面でも不安を抱えており、早期の対応が求められている。k_times_comをフォローしましょう
times