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建通新聞社(中部)
2016/06/03

【愛知】新道の駅上屋施設の基本設計を9月にも

 豊橋市は、国道23号名豊道路「豊橋東バイパス」七根インターチェンジ(IC)周辺への道の駅新設計画で、上屋施設の基本設計を9月をめどに発注する見込みだ。これに先駆けて、周辺整備や道路に関する詳細設計を大日本コンサルタント中部支社(名古屋市西区)に委託、履行期間は2017年3月17日まで。17年度の工事着手を目指す。
 新設する道の駅「とよはし」(仮称)は、七根IC出入り口付近で、「JAあぐりパーク食彩村」(東七根町字一の沢113)の東側に同施設と一体的な整備を計画している。敷地面積は約3万8000平方bを想定。休憩施設をはじめ、地元の野菜や肉、魚を販売・料理する施設などを設ける計画。地域振興に加え、情報発信機能を兼ね備えた複合的な施設を整備する。
 同市では、道の駅周辺整備として東七根町208号線などの現道拡幅を計画している。拡幅の対象区間は延長230bで、拡幅に伴い逆T式擁壁を1カ所整備する。道の駅整備に伴い、施設周辺で予測される交通量の増加に対応する狙い。このほか、道の駅と既存施設を地下で結ぶ計画で、県道東七根藤並線下に地下横断歩道を整備する。
 今回の委託では、過年度にまとめた基本計画と詳細設計を修正。プレキャストL型擁壁や逆T式擁壁の詳細設計、地質調査を行う。合わせて、市道拡幅や地下横断歩道整備を盛り込み、詳細をまとめる考えだ。
 市は、道の駅を地域防災計画の防災活動拠点として位置付けており、南海トラフ地震などに備えるとしている。また、国土交通省の15年度「重点道の駅」として選定されており、国交省と連携を図りながら事業を進める方針。
 順調にいけば、18年3月の竣工、供用開始を目指す。

提供:建通新聞社