日本工業経済新聞社(山梨)
2016/06/02
【山梨】甲府河川国道の16年度河川事業
国土交通省甲府河川国道事務所は、2016年度の河川事業概要を発表した。16年度の河川事業費は12億2800万円(維持修繕費や諸経費除く)。富士川河川改修には6億2000万円を計上し、身延町の切石・手打沢地区で築堤や用地取得を実施する。
木島地区河川防災ステーション(静岡県富士市)では、資材備蓄ヤードの護岸整備を行う。
総合水系環境整備事業では、増穂U期地区(富士川町)で階段護岸や通路などを整備する。笛吹石和地区(笛吹市)では親水護岸の設計に着手する。16年度事業費は2億6000万円。
富士川の河川工作物関連応急対策では、穏池(おんぢ)排水機場(甲府市西下条)で主原動機の冷却系統改造工事を実施する。ラジエーター方式に更新するもので、規模は10立方m/s。16年度事業費は2億円。
富士川水系への簡易水位計設置は、16年度は17カ所で行う。
なお、関東地方整備局が県に通知した16年度直轄河川事業計画によると、切石・手打沢地区の築堤は延長460m、用地はA0・2h。増穂U期地区の護岸工は延長160m。