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　福井県生コンクリート工業組合（南谷哲彦理事長）の創立５０周年記念式典は５月３１日、来賓多数をまねき関係者約７０人で盛大に開催され、半世紀の歩みを振り返り、新たな一歩を踏み出した。
　式冒頭、南谷理事長が「全国で初めて組合を設立。以来、共同販売体制へ昭和５８年に自主監査制度を導入するなど、品質確保と技術向上に先進的に取り組んだ」などと幾多の実績に感慨を込めて挨拶。大きな節目を契機になお一層、環境対策や人材確保・育成などに尽力していく意欲を示した。続いて石塚博英県副知事や仲倉典克県議会議長、中村圭吾福井河川国道事務所長、阿部典夫全国生コンクリート工業組合連合会長が祝辞。組合功労者表彰は副知事から南谷理事長、西出則道副理事長、稲葉信孝副理事長３氏。小林克巳福井大学工学部教授には特別功労者表彰を送り、理事長功労者表彰としては上木雅晴、濱田康夫、日高規晃３氏それぞれ長年の功績をたたえた。
　【歴代理事長と在任期間】
初代　熊谷太三郎　熊谷組
１〜５期　昭和４１〜５１年
２代　三谷宏治　三谷生コン
６〜７期　昭和５１〜５５年
３代　宮田一也　宮田組
８〜９期　昭和５５〜５９年
４代　海崎隆　三谷生コン
１０期　昭和５９〜６０年
５代　野坂弦司　三谷生コン
１１〜１３期　昭和６０〜平成２年
６代　堀正一　山中商事
１４〜１９期　平成２〜１４年
７代　小森博臣　嶺南デンカ生コン
２０〜２１期　平成１４〜１８年
８代　土本鐵夫　のぞみ
２２期　平成１８〜２０年
９代　西出則道　協立生コンクリート
２３〜２４期　平成２０〜２４年
１０代　南谷哲彦　福井宇部生コンクリート
２５〜２６期　平成２４〜２８年
　式典に先立つ第５１回通常総会で任期満了に伴う役員改選が行われ、高崎俊二氏（ユタカ）を第１１代理事長に選任した。他の役員（敬称略）は次の通り。
副理事長
　南谷哲彦　福井宇部生コンクリート
　土本鐵夫　のぞみ
　稲葉信孝　大和コンクリート工業
理事
　斉藤淳一　寺前生コン
　古市浩昭　北菱生コン
　西出勝信　協立生コンクリート
　上木雅晴　ウエキグミ
　平沼正之　ギチュー
　濱田康夫　大飯生コン
　日高規晃　日盛興産
　稲葉信行　三谷生コン
員外理事
　夏梅孝夫
福井県生コンクリート工業組合
監事
　米林自然　福井アサノコンクリート
　下原譲　　武生小野田レミコン
　式上、先の熊本地震災害義援金として１００万円を県を通じて送り、最後に長く品質管理監査議長を務める小林教授が謝辞して閉会。続く祝賀パーティーでは村上典雄全生北陸本部長が組合発祥の地福井の先進性を賞賛。さらに稲山幹夫県中小企業団体中央会長、坂川進県建設産業団体連合会副会長、高橋真樹太平洋セメント中部北陸支店副支店長がインフラ整備に果たす役割の大きさを指摘するなど生コンの安定供給と需要拡大へ向けて一層の活躍にエールを送った。