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北陸工業新聞社
2016/06/02

【石川】18年1月の着工目指す/金沢市第二庁舎建設事業/五井で実施設計/地下駐含め延べ1万2281平方メートル

 金沢市議会第二庁舎等建設特別委員会が1日開かれ、市側はこのほど完了した基本設計の概要や工事スケジュールなどを示した。地下駐車場を含む建物の延べ床面積は1万2281平方メートルで、18年1月の着工を目標としている。
 第二庁舎はRC一部S造地上3、地下1階建てで、議場や危機管理センターほか、地下駐車場を有し、本庁舎とは延長約110メートルの地下連絡通路で結ぶ。このうち、危機管理センター部は免震構造とする。
 床面積の内訳は議会(吹抜け込)2813平方メートル、行政委員会218平方メートル、危機管理センター490平方メートル、外郭団体1012平方メートル、職員センター997平方メートル、会議室237平方メートル、エントランスや廊下、エレベーター、トイレなど2984平方メートル、駐車場(地下112台、地上18台)2984平方メートル。
 外構部では、前面に現南分室の既存樹木を活かし、市民が気軽に立ち寄る広場を整備。また、賑わい創出や地域のコミュニティ形成につながる遊歩道や親水広場を設けることも明らかにした。
 工事スケジュールによると、今年度に実施設計を進め、来年度早々に南分室の解体に着手。夏ごろに解体を終えた後、建設工事を発注し、12月議会で請負承認を得て、翌18年1月に着工、20年度の供用開始を目指す。
 また、市側は実施設計について、基本設計を担当した五井建築研究所(公募型プロポーザルで選定)と引き続き契約したことも報告した。
 委員からは、地下連絡通路の防犯面や安全性に関する指摘があり、市側は実施設計の中で検討していく方針とした。

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