県生活衛生課は、動物愛護センター(仮称)の基本・実施設計を3者JVの要件で公告した。県内に主たる営業所を有する一級建築士事務所で、代表者は6月1日現在の評価点55点以上。実績要件は平成18年4月以降に木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造で延べ床面積1,500u以上の設計実績があること。工事費は約10億2,200万円(税込)としている。
動物愛護センター(仮称)は秋田市雄和椿川字奥椿岱の県立中央公園に、収容動物の搬入出や診察・治療、入院などを用途とする「動物保護・飼育ゾーン」、動物の行動観察やふれあい、情報展示、トリミングなどの実施が可能な「ふれあい・体験・学習ゾーン」、職員事務室などからなる「事務・管理ゾーン」にゾーニングして整備する。
このほか、付帯施設としてドッグランを含む屋外ふれあい広場や、駐車場などを整備する。また、既存の動物管理センターは改修する。新築・改修に係る工事費は約10億2,200万円(税込)と試算されている。来年9月に着工し、30年12月の予定工期で整備する。
なお、今回、公告した設計業務には動物愛護センターのほか、既存動物管理センターの改修設計も含まれている。代表者以外の構成員1は評価点35点以上、構成員2は35点以上55点未満。業務は21日に開札される。
秋田建設工業新聞社