大館市企画調整課は、あきた未来づくりプロジェクトを活用して計画している大館駅前の再開発に関し、6月補正予算案に1,372万4,000円を計上した。基本設計や地質調査に充てるもので、予算化後の早期委託を目指す。
計画は、既存駅舎の西側に2階建ての駅ビルを建設するほか、旧小坂鉄道大館駅舎跡地に交流拠点施設ハチ公の駅を整備するもの。駅ビルは2階建て、延べ床面積2,300uの規模で建設し、1階には物産販売、観光案内、秋北バスチケット売り場などを設置する。2階には改札や飲食ブース、みどりの窓口などを設置する。平成33年度の完成を目指す方針で、事業費は12億5,300万円。
ハチ公の駅については、5億7,500万円の事業費で多目的広場や駐車場などを整備する。完成は32年度の予定。
駅舎跡地の造成予備設計は創研コンサルタント、現地測量・開発行為申請書類作成は小笠原測量設計事務所がそれぞれ進めているほか、本日1日には再公告となっていた事業化可能性調査・アドバイザリー業務を開札している。
秋田建設工業新聞社