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北陸工業新聞社
2016/06/01

【石川】金沢市/導入機種やルート提言へ/新交通システム検討委

 第1回金沢市新しい交通システム検討委員会が31日、市役所内で開かれ=写真、第2次金沢交通戦略に位置づけられている新交通システムの導入に向け、導入機種やルート選定に関する検討を開始した。
 委員会は、都心軸に導入を目指す公共交通ネットワークの幹となる新交通システムについて、導入機種やルートの検討を行うほか、課題分析や対策、交通結節点などの位置・規模、一般車両への影響なども考察。初会議を含め計3回開催し、今年度中に市に提言する。
 メンバーは大沢昌玄日本大学理工学部土木工学科教授、高山純一金沢大学理工研究域環境デザイン学科教授(座長)、松中亮治京都大学工学研究科都市社会工学専攻都市社会計画学講座准教授、畑山修北陸信越運輸局石川運輸支局首席運輸企画専門官、餘久保陽北陸地方整備局金沢河川国道事務所調査第二課長、二塚保之県都市計画課長、久田悦弘県警察本部交通規制課長、朝倉恵介西日本ジェイアールバス金沢営業所長兼金沢支店長、宮岸武司北陸鉄道常務取締役の計9人。
 初会議では、山野之義市長が「山側環状の開通や県庁の駅西移転などで、都市内交通のあり方を今一度考える時期に。まちなかの新しい交通システムとしてどのようなものがふさわしいのか、方向性が見えれば嬉しい」と挨拶した後、導入の目的などを確認した。
 その後、導入機種およびルートの検討が非公開で行われ、市によると、地上方式(LRT、BRT等)や地下方式(ミニ地下鉄)、高架方式(モノレール)などの機種で、それぞれの立場から議論が交わされた。

hokuriku