岐阜県都市建築部は、リニア岐阜県駅周辺整備概略設計で盛り込まれた「にぎわい創出施設」の建設について、民間事業者などにヒアリングを行い、整備内容や民間事業者の活用を含む事業手法のあり方について調査検討する業務の公募型プロポーザルを公告、参加申し込みの受け付けを開始した。受付期間は6月20日まで。委託費の上限は994万6800円(税込み)。
参加資格は、岐阜県入札参加資格者名簿に登載されている単独の法人または2〜4法人による共同体―など。
スケジュールは、企画提案書の受付期間が6月27日まで。7月4日に、評価会議がプレゼンテーションなどを審査し、最優秀提案者を選定。同月6日に結果を公表する。
企画提案では、民間事業者の参入意欲に関する調査の実施規模・内容・手法のほか、関係市町・地元住民・学生らの意見収集の手法やその活用方法、調査対象とする施設などの範囲、業務実施方針―などを求める。
また、委託する業務内容は▽ヒアリング調査など▽事業計画・法制度・補助制度の整理▽施設整備内容、事業形態、事業方式、事業期間、官民役割分担などの検討▽民間事業者の活用可能性と事業手法の総合評価▽事業スケジュールの検討―など。業務期間は2017年3月28日まで。
3月に公表した「リニア岐阜県駅の駅周辺整備概略設計」によると、中央駅前広場や北口駅前広場、デッキ構造の連絡施設、親水公園、美乃坂本駅橋上駅舎化などを整備するほか、「にぎわい創出施設」建設のための敷地として中央駅前広場西側の約1400平方bを充てることを盛り込んだ。
にぎわい創出施設をリニア利用者だけでなく、在来線利用者などの地域住民も集う交流拠点として位置付けている。
概略設計は中央コンサルタンツ岐阜事務所(岐阜市)が担当した。
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建通新聞社