大阪府は、千里桃山台住宅の建て替え事業で、第1期の実施設計を早ければ10月に外注する。方式は一般競争入札となる見込みだ。第1期は、2018年7月ごろの工事着手、20年度の完成を目指す。
千里桃山台住宅は、北大阪急行桃山台駅と阪急南千里駅に挟まれた敷地6・8fにある全31棟(1040戸)からなる中層住宅。うち東側の5階建て20棟(613戸)の再整備を先行する計画で、鉄筋コンクリート造10階と同造14階建ての6棟(494戸)に集約する。
付帯施設は集会所、自転車置き場、駐車場、ポンプ室・電気室棟、ごみ置き場、雨水貯留槽、擁壁、外構など。場所は吹田市桃山台1。
建て替え事業は1〜2期に分けて進める。第2期では、実施設計を20年度に外注し、21年度の工事着手を目指す。
同住宅の建て替えに関しては、PFI方式など民間活力を生かした整備手法の導入を検討してきた。しかし、第1期、2期ともに従来方式で設計・建設することにした。
提供:建通新聞社