全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　　県は５月31日、２０１６年度公共工事発注見通し（第１回）を公表した。12日現在の件数は、前年度比１・１％（１９３件）増の２１３９件（繰越分１４９件含む）。このうち、一般競争入札は１６６件（同７件含む）。上半期には、全体の80・７％を占める２１３９件の発注を予定し、３億円以上の大型物件は、現時点で22件を見込んでいる。　
　大型物件の内訳は、建築課が喜界高校校舎改築（１工区ＲＣ造３階建約１９００�u、２工区同約約２０００�u）、楠隼中高一貫教育校寄宿舎の３期分（Ｗ造２階建て１６４５�u×２棟）、環境放射線監視センター（ＲＣ造２階建２０００�u）、鴨池陸上競技場メインスタンド屋根改築（Ｓ造屋根面積１１４２�u）、新港区４号上屋（ＲＣ造平屋一部２階建２５００�u）、西警察署庁舎棟（ＲＣ造６階建５６６２・７�u）を予定。　
　トンネル関係は、荒川トンネル（７２０ｍ）と湯之元第１トンネル（１３７ｍ）、宮古崎トンネル（２３１６ｍ）の３本を発注する。　
　港湾・漁港関係では、前籠漁港や湾港、亀徳港、和泊港でケーソン製作や防波堤などを整備。橋梁上部工は、藺牟田瀬戸架橋の第３橋と第４橋。川辺ダムには、堰堤改良により小水力発電設備を設置する。　
　四半期ごとの入札予定時期別では、第１が６０２件、第２が１１２４件、第３が２８４件、第４は61件、未定は68件。入札方式は、指名競争１９６７件、随意契約３件、未定３件。　
　岩元芳朗技術管理室長は「改正品確法を受け、適正な工期設定など発注者責務が求められる中、特に第１四半期の発注件数は前年度比１・９倍の６０２件を予定。発注の平準化に努めた」と話した。　


■業務委託　
指名競争は６０１件　

　業務委託は、土木部３４７件、農政部２１７件、環境林務部29件、商工労働水産部３件など６０１件を予定。入札予定時期別では、第１が３２２件、第２が２４９件、第３が16件、第４は１件、未定13件。入札方式は、指名競争は５８９件、公募型１件、随意契約11件だった。　
　新規では、国分高校と鹿児島南高校の校舎改築に向けた基本設計を見込んでいる。　
　本紙では、県の発注見通しを発注時期ごとに随時掲載します。