日本工業経済新聞社(埼玉)
2016/06/01
【埼玉】県設備設計事務所協会が通常総会
埼玉県設備設計事務所協会(金子和已会長)の2016年度(平成28年度)通常総会が5月27日、さいたま共済会館で開催され、任期満了に伴う役員改選では金子会長の再任を承認した。来賓、関連団体幹部や会員、賛助会員を前に金子会長は引き続き協力を要請。飛躍に向け、関係官庁・団体と連携を密に、目的達成に必要な事業推進に取り組み、協会運営の強化を目指す方針を述べた。
金子会長は冒頭、連合会組織に移行する日本設備設計事務所協会への加盟と、埼玉県建設産業団体連合会を事務局に、ことし3月に発足した埼玉県建設産業担い手確保・育成ネットワークに参画したことを会員に報告した。
その上で若手の育成について「大切なことは設計費など潤沢なる予算で受注できればきちんとした若手の育成もできるということ。設計事務所の経営も合理化を図ることができ、社員教育では研修会などに派遣することもでき、社員一人ひとりが力をつけていける。これからも県、市町村から指名をいただき、我々協会員がその仕事をさせていただくため、技術の向上を図り積極的に進んでいかなければならない」とあいさつ。
議事では、15年度事業報告・収支決算、16年度事業計画案・収支予算案、役員改選について審議し、全会一致で可決した。
総会終了後は懇親会が開かれ、来賓には顧問の木下高志県議会議員、県都市整備部の田中裕二設備課長、関連団体幹部などが招かれ、各メーカー関係者など賛助会員も多数出席した。
代表してあいさつに立った木下県議は「昔の高度成長期のような時代へもう一度地方創生で直していく必要がある」と、まち・ひと・しごと創生総合戦略を生かすビジネスモデルを提案。協会のさらなる発展へエールを送った。また田中課長は県の事業推進に「技術力のある協会のご協力が不可欠」と、協会の存在意義をたたえる祝辞を述べた。
新役員、新入会員の紹介後、賛助会前幹事長を務めた東京ガス鰍フ林雪生氏に感謝状が贈られた。その後は埼玉建産連の新井康夫常務理事の発声で乾杯。和やかに歓談へと移り、親睦を深め合った。