日本工業経済新聞社(山梨)
2016/05/31
【山梨】県再評価に8事業
県の公共事業評価委員会の2016年度第1回会合が5月31日に県庁で開かれ、再評価8事業の審議を開始した。再評価を行う箇所は、道路事業は国道139号上和田バイパス(大月市)など4カ所、林道事業は源次郎線など2カ所、砂防はむじな沢の1カ所、急傾斜地崩壊対策事業は七里岩の1カ所。
再評価は、事業着手から10年が経過し継続中の事業について、事業の継続や中止などの方針を決定するもの。
国道139号上和田バイパス(大月市七保町瀬戸上和田)については、用地取得に時間を要しているほか、地質調査の結果、補強土壁や橋梁下部工の軟弱地盤対策、土留め法面補強、トンネル掘削方法の変更を計画。
事業期間の5年延長、事業費の8億円増額(軟弱地盤4億円、土留め3億円、掘削方法変更1億円)を予定し、22年度の完成を目指すと県では説明した。
16年度の再評価事業は次のとおり。
◆林道事業林道源次郎線(甲州市)
◆林道事業林道馴峠線(富士川町)
◆道路事業国道139号上和田バイパス(大月市)
◆道路事業富士吉田西桂線小沼工区(西桂町)
◆道路事業富士吉田西桂線上暮地工区(富士吉田市)
◆道路事業鳴沢富士河口湖線(富士河口湖町)
◆砂防事業むじな沢(道志村)
◆急傾斜地崩壊対策事業七里岩(韮崎市)