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北陸工業新聞社
2016/05/31

【富山】今年度に新規事業化/国道8号倶利伽羅防災/北陸整備局/概略設計のプロポ公示

 北陸地方整備局は16年度、国道8号の小矢部市から石川県津幡町にかけて倶利伽羅防災事業に新規着手する。
 国道8号の現道部が事前通行規制区間(連続雨量180ミリ)であることに加え、既設の倶利伽羅トンネル(延長957メートル)の幅員が7メートルと狭く事故の危険性が懸念されるされている。これらの解消を目的に、現道北側に新トンネルを含めた延長約3・0キロの歩道付き道路を整備する。全体事業費には約120億円を見込んでいる。
 事業は、同局金沢河川国道事務所と富山河川国道事務所が協力して進める。16年度に調査を基にルートを絞り込み、測量や道路設計を進めていく。今年度事業費は5000万円(うち富山河川国道事務所分が3000万円)。
 これを受け富山河川国道事務所は31日付で、「H28富山管内道路概略設計等業務」の簡易公募型プロポーザル方式に係る手続開始を公示した。参加表明書を6月15日まで受け付ける。
 同業務は、一般国道8号倶利伽羅防災ほか1カ所において、道路概略設計および道路予備設計などを行うもの。履行期限は17年3月17日までとなっている。

hokuriku