小松市は、小松空港北側に隣接する安宅新町地内で新たな産業団地を整備する。6月補正予算案に調査費2100万円を計上。土地区画整理事業の立ち上げに向け、8月から測量や権利調査に着手する方針だ。
対象面積は32・4ヘクタールで、国有地(約18ヘクタール)と民有地(約14ヘクタール)が点在する区域となる。全体スケジュールによると、17年夏に事業計画を策定。同年度内の市街化編入、都市計画決定を経て18年夏の事業認可を目指す。20年度に造成を完了させたい考えだ。
安宅新地区は小松空港をはじめ、北陸自動車道小松インターチェンジやJR小松駅に近いため、空路・陸路の高い交通アクセス力が強みとなり、物流など臨空関連の企業誘致を狙う。
新産業団地については、市議会3月定例会の中で和田愼司市長が「空港の近くに空いている土地がある」などと述べ、敷地の有効活用を示唆していた。