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建通新聞社四国
2016/05/31

【愛媛】契約率88.9%で減少 愛媛県の2015年度契約状況

 愛媛県の2015年度公共事業費として予算計上されていた1076億7900万円に対する年度末(3月末)の契約額は957億3300万円で、契約率は88・9%となっている(表参照)。契約率では14年度同期を3・2ポイント下回っており、契約額についても47億1000万円あまり下回っている。15年度の未契約額として約119億5000万円が16年度以降に繰り越されている。
 公共事業予算計上額は、14年度の繰越額と15年度当初予算、補正予算などを含む普通会計(一般会計と特別会計)と企業会計を合わせた県全体の総額。
 15年度の公共事業予算計上額は、1076億7900万円で14年度の1172億5300万円より95億7400万円減少している。
 内訳は補助事業費が693億7500万円(前年度同期65億1700万円減)。単独事業費は383億0400万円で前年度同期より30億5700万円減少している。
 15年度末の契約額957億3300万円の内訳は、補助事業が626億0100万円で契約率は90・2%。単独事業が331億3200万円で同86・5%と契約率では補助事業が単独事業を3・7ポイント上回っている。普通会計でも、補助事業の方が単独事業より契約率は高くなっている。
 一方、全体の支出済額は14年度を100億円余り下回り605億1600万円。支出率では14年度より4ポイント低い56・2%となっており、約89%の契約に対して56%が支出されている。
 内訳は、補助事業が398億7200万円で74億4700万円減の57・5%。単独事業が206億4400万円で27億2500万円減の53・9%となっている。

提供:建通新聞社