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日本工業経済新聞社(茨城)
2016/05/19

【茨城】下妻中学校改築で7月臨時議会承認めどに公告

 下妻市学校教育課は間もなく、下妻中学校(長塚乙38―1)の校舎改築工事を3件分離(建築、機械設備、電気設備)で公告する。6月に開札して仮契約し、7月の臨時議会で承認を受け着工。工期は15カ月を見込んでおり、2018年4月の開校を目指す。16年度当初予算には、2カ年継続費として総額26億5091万5000円を計上した。
 下妻中は全13棟で構成され、総敷地面積は5万787u。そのうち普通教室A棟(RC造3階建て、延べ1140u)、普通教室B棟(RC造3階建て、延べ1337u)、管理棟(RC造2階建て、延べ833u)、特別教室棟(RC造4階建て、延べ1970u)、技術室棟(S造平屋、275u)の5棟について耐震性が低いため、他の耐震性のある棟も含めて、校舎の全面建て替えを計画。
 校舎以外の既存建物では、第一体育館(S造2階建て、1390u)、第二体育館(S造2階建て、延べ1125u)、柔剣道場(RC造平屋、503u)の継続使用を予定しているが、将来的には建て替える見通し。
 現在は、プール施設や技術室棟などの先行解体工事を進めている。担当は鈴木鉄工建設梶i長塚290)。
 新たな校舎はRC造3階建て、延べ7881uを想定。13棟に分離している現在の校舎の機能を、1棟に集約させる。また、普通教室に冷暖房設備を導入する。
 駐車場は敷地北側に集約し、教職員用60台、来客用20台の計80台分を確保する。駐輪場については、敷地西側に全学年で約600台分を想定。校舎から駐輪場、駐輪場から部室棟までを渡り廊下で接続する。
 また、給食室と給食用サービスヤードを校舎北側に設ける。これに伴い、北側道路の拡幅を行う。
 グラウンドは東西の2面となり、旧校舎解体後に整備する西側グラウンドではサッカーコートと陸上用トラック(100m〔直線〕、200m、300m)を計画。東側グラウンドにはテニスコート、野球場、ソフトボール場を配置する。
 実施設計は且O上建築事務所(水戸市)が担当し、昨年10月末に策定された。
 なお、継続費の内訳は、16年度に10億6036万6000円、17年度に15億9054万9000円。16年度当初予算には、校舎改築工事に10億4107万7000円、外構等実施設計委託に1080万円、工事監理に1928万9000円などを盛り込んでいる。
 国の交付金の内示を待ってから見通しで、建築、機械設備、電気設備の工事発注を予定。入札執行後、7月の臨時議会の承認を目指す。18年4月に開校し、旧校舎の解体に着手。解体場所をグラウンドとして改修し、19年の運動会には間に合わせたい考えだ。