金沢市芳斉1丁目にあるマンション「パークサイト玉川」が国交省の長期優良住宅化リフォーム推進事業を活用して実施する「パークサイト玉川大規模修繕工事」は清水建設に施工決定した。6月から工事に着手する。【北陸圏に関連記事】
同マンションはSRC造10階建て延べ1万905・7平方メートルで世帯数は121戸。1983(昭和58)年4月に完成し、築後31年を経過している。今回の大規模修繕では外断熱化を中心に、全居室の窓のペアガラス化、玄関ドアの断熱化などを実施する。外壁妻面が乾式工法ガルバリウム鋼板仕上げ、外壁タイル面と廊下壁面は湿式工法、手すり壁は既存タイル補修を行う。完成は12月20日を予定する。
設計は高屋設計環境デザインルーム(金沢市瓢箪町)で、補助金申請の手続きなどは省エネ改修補助金支援センター(同)が担当し、今月17日に採択された。
同支援センターでは「外断熱化を図ることで冬場に内部結露がない快適な室内空間が確保できるほか、コンクリート内部の鉄筋腐食を遅らせることができるなど、通常の修繕工事に比べて建物の長寿命化、資産価値が大きく向上する」(高屋利行代表)としている。