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建設新聞社(長崎)
2016/05/30
【長崎】園児から『さいきょうにかっこよかった』
絵本贈呈で園児らから多くのメッセージ
長崎建協が『絵本寄贈 感謝のメッセージ』を冊子化
『さいきょうにかっこよかった』『大きくなったら わたしもどうろをつくってみたいです』―。「子どもたちやお母さんが建設≠ノ親しみを持ってほしい」との想いで(一社)長崎県建設業協会が行った取り組みに対する反応が、早速目に見える形で現れた。昨年夏、県内の幼稚園や保育園、小児科医院などに寄贈した建設にちなんだ絵本≠ノ対し、多くのお礼や感謝のメッセージが寄せられた。建設業協会では、これらのメッセージを冊子にまとめ、関係機関に送付した。
長崎県建設業協会ではこれまでも、工業系高校生や大学生に向けて、建設業への理解を深め入職してもらうような取り組みを進めてきた。今回は、より早い段階から建設業に興味を持ってもらう事を目的に、絵本を寄贈することにした。
寄贈したのは、全国学校図書館協議会選定の『みんなで!どうろこうじ』『みんなで!いえをたてる』『ざっくん!ショベルカー』の3冊(いずれも、作・竹下文子、絵・鈴木まもる)。(公財)建設業福祉共済団の助成金を活用し、3冊をセットにして、県内の公立保育園37カ所、私立保育園91カ所、認定こども園52カ所、保育園420カ所、へきち保育所29カ所、小児科医院83カ所の計712カ所に送付した。
これに対し、多くの寄贈先から感謝のメッセージや園児たちの絵が寄せられた。この中には、「建設の工事がこの絵本を通じてより身近になり、興味関心も広がるのではと思います」「このような絵本を通じて、子どもたちが社会の基盤となる仕事に対し思いを寄せられたらいいですネ」といった、園長や院長のコメント。さらには、「たのしいえほんをありがとうございました」「いろんなくるまをつかって おうちをたてたり みちをつくったりしてすごいなとおもった」「かっこいいとおもった」「さいきょうにかっこよかった」「きれいなどうろをつくってくれてありがとうございます」「おおきくなったらわたしもどうろをつくってみたいです」「わたしのいえもきれいにたててくださいね」―といった子どもたちの声も添えられていた。
子どもが教えてくれた建設の仕事の魅力
今回作成した冊子はこれらをまとめたもので、A4判20ページにわたってフルカラーで紹介。長崎建協の谷村隆三会長は、冊子の巻頭言の中で「私たちは建設工事を仕事として見ていますが、子どもたちにとってそれは『魔法の世界』なのです。家を建てる、道路を作る、建設機械を運転する、それらはわくわくし、興味を持たせるものなのです。目をキラキラさせて絵本を見ている様子が目に浮かびます」と語る。さらに、「子どもたちがそんな純粋な思いを、ずっと持ち続けて欲しいと願っています。私たちは大人になるにつれ、そんな魅力的な仕事だったことを少し忘れかけていたようです」と、メッセージや絵で、仕事の魅力をあらためて教えてくれた子どもたちに感謝した。そして「次回をお楽しみに」と、園児に語り、締めくくっている。
冊子は、建設業福祉共済団の協力を得て300部作成。メッセージを送ってくれた施設はもちろん、全国建設業協会、建設業振興基金、全国建設産業団体連合会、九州各県建設業協会などの業界団体。九州地方整備局、長崎河川国道事務所、長崎県土木部・教育庁といった発注機関、さらには産学官連携協議会構成団体に幅広く送付した。
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