浜松市は、公共下水道西遠処理区の運営を民間事業者に委ねるPFI(民間資金など活用事業)の新手法「コンセッション方式」導入について、募集要項の公表と事業者の募集を5月31日に開始する。6月7日に募集要項に関する説明会と現地見学会を開く。希望者は参加申込書を上下水道総務課まで電子メールで送る。
今後のスケジュールは、8月に参加資格審査書類と提案概要書を受け付け、環境への配慮や地元経済への貢献などを念頭に審査。2017年3月に優先交渉権者を選定する。その後、運営権の設定と実施契約を締結し、18年4月から民間事業者に運営を委ねる予定。民間事業者は特別目的会社(SPC)を設立し、運営に当たる。
契約期間は18〜37年度までの20カ年。市は、設備更新に必要な工事費の10分の9程度を負担するとともに、延長約50`の管渠の維持管理などを担う。
対象施設は西遠浄化センター(南区松島町)のほか、浜名中継ポンプ場(南区小沢渡町)、阿蔵中継ポンプ場(天竜区二俣町阿蔵)の3施設。
提供:建通新聞社
(2016/5/30)
建通新聞社 静岡支社