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　新居浜市は、総合防災拠点施設（仮称）の建設に向けて、建設予定地にある既存施設の解体など付帯工を数件に分けて、６月から順次発注する。事業費は６月補正予算で計上する。
　消防機能や防災センター機能などを備えた複合施設を建設する。規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨造５階建て延べ約７０００平方�b。消防本部・消防署機能をはじめ市役所防災安全課、水道局と下水道局などを集約し、災害時に対応するための危機管理態勢を強化するのが狙いだ。訓練棟２棟のほか市民が防災意識を高めるための体験施設などの設置も検討している。
　市役所本庁舎西側の郷土美術館（写真）や旧消防署、職員会館などを取り壊し、跡地の新施設を建設する。場所は一宮町１ノ６９９ノ１ほか。
　16年度分の工事としては各施設の解体工事をはじめ職員会館跡に建設する水道局の車庫建設、北側入り口の改修など。順調なら17年度中には本体工事に着手し、19年内の供用開始を目指している。
　解体対象の施設規模は、郷土美術館が鉄筋コンクリート造３階建て延べ２４６６平方�b、旧消防署が同造２階建て延べ８１４平方�b、職員会館が同造２階建て延べ４５０平方�b。また、拠点施設完成後に水道局庁舎（同造２階建て延べ７９２平方�b）も取り壊す。
　基本・実施設計は山下設計関西支社（大阪市中区）が担当している。

提供：建通新聞社