三重県は、2016年度の格付けに適用する「三重県建設業者格付け一覧」(6月1日現在)を公表した。県では毎年、土木工事など6業種について格付けを行っている。有効期間は6月1日から17年5月31日まで。増減状況を見ると、土木でランクAが7者増となるなど、5業種でランクAが増となり、建築のランクAは増減なしだった。
当社調べで、格付けランク登録者数を前年度と比較して見ると、「土木」全体は2192者で26者増。このうち、土木Aが383者で7者増(県内7者増、県外増減なし)。土木Bが228者で5者減(県内6者減、県外1者増)。土木Cが1581者で29者増(県内25者増、県外4者増)。
「建築」全体は1026者で9者増。このうち、建築Aが193者で増減なし(県内1者減、県外1者増)。建築Bが92者で10者増(県内7者増、県外3者増)。建築Cが741者で2者増(県内1者減、県外3者増)。全般で見ると、土木はランクA、建築はランクBで増加した。
電気、管、舗装、造園の4業種は、ランクA、Bの2ランクで格付けされている。格付け者数は造園のみ減となっている。
業種別で見ると、「電気」全体は635者で17者増。このうち、電気Aが199者で7者増(県内2者増、県外5者増)。「管」全体は1181者で22者増。このうち、管Aが138者で5者増(県内3者減、県外8者増)。「舗装」全体は1331者で14者増。このうち、舗装Aが137者で3者増(県内4者増、県外1者減)。「造園」全体は446者で2者減。このうち、造園Aが63者で2者増(県内増減なし、県外2者増)―となった。
〈建設事務所別格付け登録〉
10建設事務所における土木の格付けの県内登録業者数について、増減状況を見ると、全体では1700者で21者増。このうちランクAは218者で7者増、ランクBは206者で6者減、ランクCは1276者で25者増。ランクAについては、13年度に205者と減少したが、その後毎年増加している。
建設事務所別では、桑名が152者で5者増、このうちランクAは16者で1者増。四日市が327者で4者増、このうちランクAは38者で4者増。鈴鹿が175者で3者増、このうちランクAは21者で1者増。津が264者で8者増、うちランクAは29者で1者増。
松阪が176者で増減なし、このうちランクAは29者で1者増。伊勢が154者で2者増、このうちランクAは29者で1者増。志摩が96者で2者減、このうちランクAは13者で1者減。伊賀が206者で5者増、このうちランクAは14者で1者減。
尾鷲が61者で3者減、このうちランクAは16者で1者減。熊野が89者で3者増、このうちランクAは14者で1者減―となった。
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建通新聞社