日本工業経済新聞社(群馬)
2016/05/26
【群馬】伊勢崎市が伊勢崎駅周辺区画整理事業で12件の工事発注
伊勢崎市は本年度、東武鉄道伊勢崎駅周辺で進められている2つの区画整理事業で、計12件の工事発注を計画している。内訳は、駅南側で実施している第一土地区画整理事業5件、北側の第二土地区画整理事業7件。発注は北側が第3四半期、南側が第2四半期をそれぞれ予定している。駅北側では駅前広場の完成に向け歩道舗装などの工事を計6件計画しており、本年度の完成を目指す。
伊勢崎駅の南側で行われている第一土地区画整理事業では、側溝敷設を4件、歩道整備を1件の計5工事を計画。工事の発注時期は、いずれも第2四半期を予定している。
歩道舗装を行うのは、駅の南側を東西に延びる都市計画道路3・4・44号線。路線全体ではなく、先行して一部区間のみで舗装を実施する計画で、具体的な施工延長についてはこれから検討する。
側溝を敷設するのはいずれも事業区域内に新設する区画道路。それぞれの延長は◇区画道路1号線L100m◇区画道路25号線L100m◇区画道路37号線L70m◇区画道路50号線L60m−の計4路線。いずれも、道路新設に先立ち側溝を整備する。
南口駅前広場の整備は、本年度までに大まかな部分は完了しており、芝生の植生などを残すのみとなっている。
伊勢崎駅の北側を対象としている第二土地区画整理事業では、駅北口広場の整備工事を6件、歩道築造工を1件の計7件の発注を予定している。
駅北口広場では◇連続屋根◇電気設備◇照明◇植栽◇修景施設◇広場歩道−の工事を実施する。このうち、連続屋根と電気設備は第2四半期中に、残る4工事は第3四半期に発注する。
このうち連続屋根では、駅北口の出入り口付近へ、L46mの区間で設置する。電気設備は、広場に設置する街灯や連続屋根に付ける電気設備への配線やキュービクルを整備する。
照明、植栽、修景施設の3工事は、いずれも広場内でのみ工事を実施する。
歩道舗装工事では、現況のアスファルトによる歩道舗装からインターロッキングブロック舗装へ転換する。駅前広場を取り囲むように歩道が整備されており、1000uで工事を実施する。
北口広場は、バスターミナルなどは整備せず、一般車やタクシーの乗り入れをメーンに行う広場で、本年度の工事で完了を目指す。
歩道築造は、駅北口広場の北側を東西に走る都市計画道路3・4・52号線。L90m区間で工事を実施する。
2つの区画整理事業で、来年度以降に残る工事は、都市計画道路の共同溝化や区画道路の新設、北口広場付近への公園整備などとなっている。