東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、東京ビッグサイト内に整備する国際放送センター(IBC)・メーンプレスセンター(MPC)の基本設計業務を佐藤総合計画(墨田区)に委託した。東展示棟にIBC、西展示棟にMPCを配置する前提に沿って、施設配置や機械・電気設備の仕様を年内に固め、実施設計作業や工事発注に備える。
国内最大規模のコンベンションセンターである東京ビッグサイト(江東区有明3ノ11ノ1)は、地下1階地上8階建ての「会議棟」と5階建ての「西展示棟」、地下1階地上3階建ての「東展示棟」で構成する延べ床面積約23万平方b(展示面積8万平方b)の施設。20年大会では、期間中の仮設施設として東展示棟1〜3ホールにIBCを設置するとともに、西展示棟1〜4ホールにMPCを配置することを計画している。
既存施設を改修して対応する考えで、各国から集まるメディアが放送や記事配信などの活動を円滑に行えるよう、今回の業務を通じて必要な仕切りや設備を検討し、整備内容を方向付ける。
20日開札の条件付き一般競争入札を佐藤総合計画が8,900万円で落札した。
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建通新聞社