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建通新聞社(東京)
2016/05/23

【東京】品川駅北周辺土地区画 全体事業費592億

 2020年までのJR田町〜品川駅間の新駅開業、27年のリニア中央新幹線開業をにらんだ「グローバルゲートウェイ品川」の形成に向けた都市基盤整備の事業計画案がまとまった。UR都市機構が20日、「品川駅北周辺地区土地区画整理事業」として事業計画案を公表した。総事業費は592億3100万円。約14.7haを対象に、9haの宅地や3.5haの道路整備などを行う。
 同事業は、品川車両基地を核とするエリアを、先進的な企業や人材が世界中から集う新たな国際交流拠点とし、業務・商業・文化・居住などの複合市街地を創出するもの。
 施行地区は、港区芝浦4丁目、港南1〜2丁目、高輪2〜3丁目の一部で、面積は約14.7ha。事業施行後の種目別面積は、道路3万4,661平方メートル、公園4634平方メートル、宅地9万0,446平方メートル(うち鉄道部2714平方メートル)。保留地は1万6837平方メートルを確保する。適用(整理前予定価格)は1平方メートル当たり188万円。
 区域内のゾーン割りは、北側を住宅地、南側を商業地とし、公園は住宅地区画に配置する計画だ。
 事業施行期間は16年の事業認可取得から32年3月末まで(清算期間含む)。
 事業費として道路築造・公園施設整備に141億3,200万円、下水道整備に7億7,000万円、上水道整備に5億3,000万円、整地に40億2,000万円を充てる計画だ。調査設計費は22億を計上している。工事費のピークは20年度の54億1,800万円で、20年度までに161億4,900万円を投入する。
 幹線街路は、補助線街路第332号線の延長350m(幅員18〜22m)、アクセス路の延長280m(幅員10.5m)の計630m。
 区画街路は、地区幹線道路(延長360m、幅員10〜31m)、区画道路1号(延長600m、幅員12〜14.5m)、同2号(延長160m、幅員12m)、同3号(延長100m、幅員17.5m)、同4号(延長750m、幅員6.5〜10.5m)で計1,970m。国道15号には区画道路3号など3カ所で接続する。
 道路舗装は車道部をアスファルト、歩道部をインターロッキングで計画する。
 公園は街区公園を3カ所配置する。各公園面積は2,000平方メートル、1,819平方メートル、815平方メートル。

提供:建通新聞社