静岡県は、工事と建設関連業務の低入札調査基準価格、最低制限価格の算定方法を改定する。国土交通省が4月から適用している基準に沿った内容で、建設工事の現場管理費の算入率を80%から90%に引き上げる。業務では、一般管理費等または諸経費の算入率を一律で45%に引き上げる。県工事で試算すると「改定により、工事で約2ポイント、業務で2〜5ポイント上昇する」としている。6月1日以降に入札公告、指名通知する案件から適用する。
見直し内容は、建設工事で現場管理費の算入率を80%から90%に引き上げる。建設関連業務では、測量業務の諸経費(現行40%)、土木関係の建設コンサルタント業務の一般管理費等(同30%)、地質調査業務の諸経費(同40%)、補償関係コンサルタント業務の一般管理費等(同30%)をそれぞれ45%に引き上げる。また、地質調査業務については解析等調査業務費を75%から80%に上げる。
県は、本年度から導入した維持管理業務の最低制限価格にも適用する。
提供:建通新聞社
(2016/5/25)
建通新聞社 静岡支社