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建通新聞社四国
2016/05/24

【愛媛】トンネル2本構台設置など11カ所整備

 国土交通省山鳥坂ダム工事事務所は、2016年度に付け替え県道建設のための工事用道路や17年度発注するトンネル2本の準備工となる構台設置など11カ所で整備を行うほか、用地補償や測量設計などを進める。16年度事業費は26億5000万円。
 16年3月末時点の進捗状況は付け替え県道が全体6・2`に対して8%(0・5`)、工事用道路が全体3・2`に対して25%(0・8`)、用地取得が全体139fに対して54%(約70f)、家屋移転が82%(27戸)となっている。
 17年度発注するトンネルは見の越トンネルと下敷水トンネル。概要は見の越トンネルが延長約1900b、詳細設計は国際航業松山営業所(松山市)が担当。下敷水トンネルは延長820b、詳細設計はパシフィックコンサルタンツ四国支社(高松市)が担当。
 また見の越トンネルと下敷水トンネル間に建設される橋梁3基も17年度に発注される。概要は見の越第3橋が延長57b、橋台2基、橋脚1基、プレストレストコンクリート2径間連続コンポ橋、詳細設計は国際航業松山営業所(松山市)が担当。
 見の越第2橋が延長62b、橋台2基、橋脚1基、2径間連続プレストレストコンクリート中空床版橋、詳細設計は四国建設コンサルタント愛媛支店(松山市)が担当。
 見の越第1橋が延長89b、橋台2基、橋脚2基、鋼3径間連続非合成I桁橋、詳細設計は国際航業松山営業所(松山市)が担当。
 ダム本体の着工年次は20年度と想定されており、ダム本体工の着工により県道が封鎖されるため、下流部から中間地点に位置するダム湖横断橋の新入船橋付近までの延長4・2`の付け替え県道は20年度までの完了が求められる。
 付け替えられる県道は小田河辺大洲線。河川右岸側の高地に建設される。全体延長は6・2`。トンネル・橋梁とも幅員は2車線、車道幅員5・5b、全幅員7〜8b。付け替え県道は24年度の整備完了を目指し進められており、区間内には鋼構造物として2トンネル・9橋梁がある。
 鋼構造物は下流側から上鹿野川第1橋(本線)、上鹿野川第2橋(ランプ橋)、見の越トンネル、見の越第3橋、見の越第2橋、見の越第1橋、下敷水トンネル、敷水第1橋、上敷水川橋、岩谷第2橋、岩谷第1橋。対岸への横断橋が新入船橋と新岩谷橋。
 各構造物の概要は、上鹿野川第1橋(本線)が延長90b、上鹿野川第2橋(ランプ橋)が延長33bで、両橋とも予備設計を国際航業松山営業所(松山市)が担当。
 敷水第1橋は、延長74b、橋台2基、鋼単純アーチ橋。詳細設計は四国建設コンサルタント愛媛支店(松山市)が担当した。
 上敷水川橋は、延長152b、橋台2基、橋脚1基、プレストレストコンクリート2径間連続ラーメン箱桁橋。詳細設計はエイト日本技術開発四国支社(松山市)が担当した。
 岩谷第2橋は、延長25b、橋台2基、単純プレストレストコンクリート中空床版桁橋。詳細設計は四国建設コンサルタント愛媛支店(松山市)が担当した。
 岩谷第1橋は、延長94b、橋台2基、橋脚1基、プレストレストコンクリート2径間連続ラーメン箱桁橋。詳細設計はエイト日本技術開発四国支社(松山市)が16年3月10日までの期間で進めている。
 対岸への横断橋の新入船橋は延長353b、橋台2基、橋脚2基、プレストレストコンクリート3径間連続ラーメン箱桁橋。詳細設計はエイト日本技術開発四国支社(松山市)が担当した。
 新岩谷橋は、延長199b、橋台2基、橋脚2基、プレストレストコンクリート3径間連続ラーメン箱桁橋。予備設計がエイト日本技術開発四国支社(松山市)で完了しており、16年度以降に詳細設計を外注される。
 また上流部での付替市道1・4`に上嵯峨谷橋があり、概要は延長24b、メタルロード工法。予備設計がエイト日本技術開発四国支社(松山市)で完了しており、16年度以降に詳細設計を外注される。

提供:建通新聞社