県県土整備部建築指導課は、住宅整備の社会資本総合整備計画(防災・安全)を策定した。計画の名称は「千葉県地域住宅等整備計画(安全ストック形成事業(防災・安全))(二期)」。計画期間は2016〜20年度の5か年。住宅・建築物のアスベスト対策事業や木造住宅の耐震改修事業を実施することで、住宅の耐震化率(16年度当初84%)、特定建築物の耐震化率(同91%)を20年度にそれぞれ95%まで引き上げる。
事業は「住環境整備事業(特定治水を除く)」「住環境整備事業効果促進事業(同)」の2事業。「住環境整備事業」は、総事業費55億4202万3000円で、県ほか49市町を対象に、耐震診断、耐震改修、アスベスト改修等、がけ地近接危険住宅移転事業を実施。「効果促進事業」は、総事業費1億2200万円で、銚子市、松戸市、成田市、佐倉市、市原市、鴨川市、袖ケ浦市、白井市、栄町、大多喜町、御宿町の11市町において木造住宅耐震改修事業などを実施する。
事業の内容は次の通り。(@事業内容A市町村名B事業実施期間C全体事業費)
【住環境整備事業(特定治水を除く)】
▽千葉県住宅・建築物安全ストック形成事業=@耐震診断、耐震改修、アスベスト改修等及びがけ地近接等危険住宅移転事業A千葉県ほか49市町B16〜20年度C55億4202万3000円
【住環境整備事業(特定治水除く)効果促進事業】
▽銚子市木造住宅耐震改修事業=@耐震改修補助A銚子市B16〜20年度C750万円
▽木造住宅耐震改修補助事業=@耐震改修補助A松戸市B16〜20年度C5500万円
▽木造住宅耐震改修費補助事業=@耐震改修補助A成田市B16〜20年度C1600万円
▽住宅・建築物安全ストック形成事業=@危険コンクリートブロック塀除去補助A佐倉市B16〜20年度C300万円
▽既存木造住宅の耐震設計・耐震改修費補助事業=@耐震設計・監理・耐震改修補助A市原市B16〜20年度C400万円
▽町会集会施設耐震診断補助事業=@耐震診断補助A市原市B16〜20年度C250万円
▽木造住宅耐震改修事業=@耐震改修補助A鴨川市B16〜20年度C900万円
▽木造住宅耐震改修事業=@耐震改修補助A袖ケ浦市B16〜20年度C1200万円
▽住宅耐震改修事業=@耐震改修補促進事業A白井市B16〜20年度C500万円
▽栄町木造住宅耐震改修補助事業=@耐震改修補助A栄町B16〜20年度C500万円
▽木造住宅耐震改修費助成事業=@耐震改修補助A大多喜町B16〜20年度C150万円
▽木造住宅耐震改修費補助事業=@耐震改修補助A御宿町B16〜20年度C150万円