大阪府は、3期に分けて進めている「府営枚方牧野北住宅」の建て替え事業で、第2期の建築本体、電気、機械、昇降機設備工事をそれぞれ第3四半期に発注する予定だ。また、既存施設の解体撤去工事を6月までに発注する。
第2期工事では、鉄筋コンクリート造13階建てと同造10階建てをエキスパンションジョイントで結ぶ。延べ床面積は約1万1600平方b。配置戸数は185戸。住戸タイプは1DK〜4DKとなるもようだ。電気室棟、受水槽・ポンプ室棟、自転車置き場、駐車場、雨水貯留槽、ごみ置き場、外構工事も一括。工期は22カ月程度を見込む。
また、付帯施設として300平方b程度の集会所を整備する。工事を建築本体、電気、機械に分け、第2四半期に発注する予定だ。工期は8カ月。
建築実施設計は偕設計(大阪市福島区)、設備実施設計は施設工学研究所(大阪市北区)が担当した。
解体する既存施設は、中層耐火住宅5階建て2棟で、合計90戸。対象区域面積は約8600平方b。解体実施設計は鈴木一1級建築士事務所(大阪市中央区)が担当。
同住宅は中層耐火5階建て(ラーメン構造)の14棟で、1968年度に完成。全体の敷地面積は8・8f(管理戸数1300戸)。うち3・36f(同460戸)を建て替える。建て替えにより生み出される活用用地は0・75f。
全体計画では、鉄筋コンクリート造13〜14階建て3棟(460戸)を建設。全体事業費は約77億3000万円で、内訳は調査費2億8000万円、補償費1億3000万円、工事費73億1000万円。
建て替え対象外の住戸(840戸)については、耐震性が確保されているため供用を継続する。
提供:建通新聞社