鹿児島建設新聞
2016/05/24
【鹿児島】熊本防衛支局 奄美新駐屯地宿舎設計は夏頃に
九州防衛局熊本防衛支局は2016年度、奄美新駐屯地整備に着工する。奄美地区は敷地造成等、瀬戸内地区は仮設道路を近く第1弾を公告した。また宿舎新設に向けた建築実施設計等は、夏を予定している。年度内に土木工事の大部分を発注するもよう。
駐屯地を新設する場所は奄美大島の2カ所。奄美市の場所は「奄美カントリーの一部」で敷地面積は約30ha。16年度予算は約45億円。施設概要は、RC造4階建約8200uと約6000uの隊庁舎2棟をはじめ、訓練施設(RC造平屋建て約1万1200u)、体育館(同2階建約1500u)や、食房・浴場・厚生施設、車両整備場ほか27棟。
瀬戸内町は節子地区の町有地で敷地面積は約28ha。16年度予算は約41億円。主な施設は、隊庁舎がRC造2階建約6300u、体育館(同2階建約1500u)、食厨・浴場・厚生施設、車両整備場など23棟の設置を計画。官舎は阿木名地区を選定した。
発注見通しによると、第1四半期に土木3件、土木実施設計関係が4件、第2四半期は、土木4件、宿舎新設設計関係3件、第3四半期が土木7件など、となっている。
第2四半期には、奄美地区の敷地造成の第2弾、第3四半期には、瀬戸内地区2地区の敷地造成に着手する。発注形態は、複数工事の発注に対し同一テーマの技術提案(簡易な施工計画)を求める一括審査方式による一般競争入札の試行を予定している。