能美市は、大長野町地内で計画する長野保育園新築工事について、6月上旬の一般競争による公告に向け、準備を進めている。▽建築▽電気設備▽機械設備―の3分割で発注する。市議会6月定例会での工事請負承認を目指す。
現長野保育園(大長野町地内、RC造平屋建て863平方メートル)と、若葉保育園(末信町地内、RC造平屋建て607平方メートル)は、ともに築後35年近くが経過。新耐震基準を満たしておらず、園舎の老朽化や敷地の狭あい化が指摘されている。
このため、長野保育園と若葉保育園の一部園児を対象とする統合保育園を、大長野公民館の南側隣接地に建設する。
新園舎の建設規模は、保育園(定員180人)がRC造平屋建て、児童クラブ室(定員80人)がS造平屋建てで、床面積は合わせて2197平方メートル。内部には保育室や乳児室、遊戯室、沐浴室、調理室などを備えるほか、園庭(クレイコート)や緑地、FRP製プールなどを配する。駐車場は約80台を確保。夏の着工、来春の開園を予定。
簡易基本・実施設計は山岸建築設計事務所(金沢市)が担当。
当初予算に10億3115万3000円を計上している。