氷見市は16年度、新しい学校給食センターの整備で、有識者らでつくる検討委員会を設け、機能や能力などについて話し合う。
整備にあたっては、現在の学校給食センター(七分一地内)の地盤が脆弱で、工事期間中も給食の提供を続ける必要があることから、移転を視野に建設場所を探す。
当初予算には、事業費74万8000円が新規計上された。
市内の小学校9校と中学校1校に提供している学校給食センターは、79年4月に開設。施設規模はS造平屋建て1118平方メートル(管理棟209平方メートル、厨房棟650平方メートルなど)。1日当たり3000食の能力を有する。敷地面積は4242平方メートル。
また、単独調理を導入する3つの小学校と5つの中学校は23年から40年が経過。このうち、湖南小、灘浦小、北部中、西條中、十三中の5校は30から40年と特に老朽化する。
「学校給食のあり方検討委員会」が14年度にまとめた提言によると、築後35年が経過し老朽化が進む学校給食センターは、早期に整備すべきとし、単独調理校を含めた全小中学校18校のセンター方式化も視野に入れた整備計画の策定を求める。