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日刊建設工業新聞
2016/05/23

【鳥取】県厚生事業団 特養ホーム三津白寿苑改築,8月発注に向け造成

 県厚生事業団(鳥取市伏野、山本光範理事長)は、鳥取市三津にある特別養護老人ホーム三津白寿苑改築工事の造成工事に6月から着手する。建築工事は9月から入る予定にしており、8月には工事を発注する見通し。建築する建物規模は鉄骨造2階建て延べ面積約4660平方b程度でほぼ固まった。設計業務は白兎設計事務所(鳥取市)が担当している
 国立医療センターの近くの高台にある三津白寿苑は、1973年12月に開設した定員152人の多床型の特別養護老人ホーム。敷地面積約1万2000平方bに建てられた鉄筋コンクリート造平屋建て(一部2階建て)3547平方bの施設は、建築後41年を経過し、老朽化している。このため、2008年、この施設を分離して、鳥取市湖山町西3丁目に定員80人の全室個室型の特別養護老人ホーム「いこいの杜」を開設した。
 現在は、定員152人で建築した既存の建物を定員80人で使用しているが、コスト面を含め業務効率が悪くなっているため、北側(JR側)に隣接する鳥取市伏野の民有地(山林)約1万0500平方bを建設用地として取得し、いこいの杜と同じ全室個室ユニット型の新しい施設を建築する。
 厚生事業団では17年9月には新施設を開所する予定にしており、6月から造成工事に着手。8月末の工期で造成工事を行い、16年9月から建築工事に入りたいとしている。