日本工業経済新聞社(山梨)
2016/05/20
【山梨】庁舎増改築の住民投票条例否決 中央市議会
中央市は19日、第1回市議会臨時会の最終日を迎え、庁舎増改築の是非を問う住民投票条例制定に関する議案を採決。賛成少数で否決した。
審議に先立ち、条例制定請求の代表である田中周治氏が、「田富に庁舎を置くのは合併時の暫定的な措置で、利便性などを考慮して中心部に置くとする取決めを無視している」など条例制定を求める意見陳述を行った。
討論では賛成3人、反対3人の議員が登壇し意見を述べ、起立採決の結果、賛成3、反対13で否決された。これに伴い、住民投票の経費を見込んでいた一般会計補正予算(第1号)案は上程が撤回されている。
採決後、田中氏は「今後については、仲間とも相談して決める」と記者団に述べ、田富庁舎における増改築反対の考えに変わりはないとした。