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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/05/20

【群馬】県中部農業が本年度の事業概要を公表

県中部農業事務所農村整備課は、本年度の県営事業の概要を明らかにした。事業費の総額は6億512万4000円。新規事業として前橋市小坂子地区の管路対策に着手し、石綿管の敷設替えに向けた測量・設計を始める。このほか各継続事業にも予算を振り分け、水路など農業インフラの整備を進める。
前橋市小坂子地区で行う管路更新事業は、全体でL873mを計画。初年度となる本年度は、測量および設計業務を第2四半期に指名競争入札で委託する。
この事業は、かんがい用水路に使用されている石綿管を敷設替えする計画。新たな管にはφ250〜450oの塩ビ管を使用する。総事業費は1億6000万円を試算しており、2016〜20年度の5カ年での完了を目指す。
このほかの事業はいずれも継続事業で◇坂東大堰の補修工を2件◇伊勢崎市境小此木地区の区画整理工を1件◇赤城大沼用水の補修工を1件◇高崎市箕郷町久留間地区の管水路工を1件◇赤城西部地区の送水ポンプ工を1件◇大正用水2期地区の水路補修と法面保護工計3件−を計画している。
このうち坂東大堰の補修工事では、渋川市半田地先にある坂東大堰の老朽化が進んでいることから、その長寿命化を図る。
本年度は固定堰の補修工と取水門12基の補修を、いずれも第2四半期に一般競争入札で発注する予定。
総事業費は12億6040万円と試算しており、前年度までの事業費ベースでの進捗率は46%となっている。
伊勢崎市境小此木地区の区画整理工事は計5・6haが対象。指名競争入札で第2四半期に発注する。同事業では全体で33haの区画整理を計画。総事業費は7億2100万円を試算しており、事業費ベースで75%が完了した。
前橋市富士見町赤城山地先で行われている赤城大沼の補修工事では、L300mの水路補強工を実施する。第2四半期に指名競争入札で発注する予定だ。
高崎市箕郷町久留間地区の管水路工は本年度、敷設替えを進めている2つの管路のうち、十文字2号支線で工事を計画。φ250oの硬質塩ビ管を使用し、L200mを敷設替えする。発注は第2四半期に一般競争入札で行う。
赤城西部地区では、揚水ポンプの老朽化から機械設備の更新や建屋の補修を計画。本年度は第2揚水機場の送水ポンプの製作から据え付けまでを指名競争入札により発注する予定。
大正用水2期地区では本年度、水路補修を2件、法面保護を1件発注する。入札時期は第2四半期。水路補修は2件共にL100m、法面保護はA200u実施する予定だ。