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　都市計画道路宇治田原山手線の整備を進める京都府は、28年度公共土木事業において宇治田原町岩山〜郷之口間（Ｌ５・５�q）を箇所決定し事業着手する。
　28年度は、最適ルートや工法の検討、費用対効果の算出、優先整備区間の検討など準備調査を実施する。調査費として３５００万円を充てる。
　宇治田原町では、禅定寺〜緑苑坂（宇治田原山手線の国道３０７号以北から滋賀県境まで）約１・２�qの整備を実施。28年度は約２万７０００�uの用地取得を進める。物件補償や立木等調査委託及び用地測量委託として１億２００２万７０００円を確保している。
　宇治田原山手線は、35年供用予定の新名神高速道路宇治田原インターチェンジ（仮称）から滋賀県大津市までを結ぶＬ７５２７ｍ。同町内の通勤時に渋滞が発生する国道３０７号の代替道路および災害時の迂回道路としての効果が期待される。また高速道路へのアクセス向上により同町が計画する新都市創造ゾーン（新市街地）形成など新たな街づくりに寄与し、地域産業の振興や交流人口の拡大を図る。