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建通新聞社(静岡)
2016/05/20

【静岡】静岡市 青葉小跡地検討を日本不動産研究所

 静岡市は、旧青葉小学校跡地民間活力導入検討支援業務を日本不動産研究所(東京都港区)に10月末の納期で委託した。契約金額は884万5200円。跡地に計画中の歴史文化施設は、民間施設との併設案が検討されており、民間事業者誘致に向けての必要な調査や民間事業者参画の事業スキームなどを検討する。
 市では、2015年度末に基本計画を策定しており、16年度は併設施設、資金調達、事業スキームなど、民間活力導入について検討する。検討により民間活力導入へと動いた場合には、より具体的な実施方針の策定を進めるとともに、民間企業の事業提案などを元に事業者選定を進めることになる。市が開いた検討委員会では、民間施設として商業施設やビジネスホテルなど諸案が挙がっていた。
 敷地は葵区追手町4ノ16の旧青葉小学校跡地約8000平方b。商業地域で容積率600%、建ぺい率80%。現存校舎の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て延べ約4240平方b。
 歴史文化施設は約5000平方bの規模で、歴史探究、地域学習、観光交流という三つの視点を、展示エリア、市民交流エリア、ビジターセンターエリアに反映させる。徳川家康を展示の柱とし、今川氏や東海道の交流をテーマ展示する。
 展示エリアには、常設展示、企画展示に加え地域学習展示室を設ける。市民交流エリアでは家康公研究室や市民活動室などを置く。ビジターセンターエリアには、歴史体感室やカフェ、ショップなどを配置する。
 施設機能は、展示エリア1350平方b、ビジターセンターエリア1150平方b、市民交流エリア580平方b、収蔵エリア1210平方b、管理運営エリア410平方b、その他300平方b。
 順調なら、17年度に運営計画を取りまとめて設計に着手、既存施設の解体、発掘調査などを行う。17〜18年度に建築設計と展示設計を行い、19〜20年度で建設、21年度の開館を目指す。


提供:建通新聞社
(2016/5/20)

建通新聞社 静岡支社